新たな研究分野「JARI新モビリティセミナー」開催

    一般財団法人日本自動車研究所(鎌田実所長 JARI)が「JARI新モビリティセミナー」を4月22日に開催した。

    プログラムは以下の通り。

 ・JARIの取り組み紹介

 CASEをキーワードに交通社会や自動車産業の大変革期を迎える中、令和3年度の組織改正により新モビリティ研究部が発足。新たに、少子高齢化や都市化・過疎化、働き方や価値観の多様化など社会の変化に伴うモビリティニーズの研究などに着手した。またその一方で、高度な自動運転の実用化と普及促進に取り組む国家プロジェクト「RoAD to the L4」に参画し、安全設計や評価方法の研究に取り組んでおり、その概要を紹介する。

(RTL4:2025年度までに多様なエリアで多様な車両を用いたレベル4自動運転サービスを40カ所以上で実現することをめざす)

 ・少子高齢化時代の医療・介護福祉の現状や今後に向けての取り組み

 特定非営利活動法人 但馬を結んで育つ会 代表理事ちば内科・脳神経内科クリニック 院長千葉義幸氏が、兵庫県但馬地区で地域のかかりつけ医として、また、地域の在宅医療を支えながら見えてきた医療・介護福祉の地方の現状や課題を紹介。併せて、将来に向けて地域に住み続けるための方策として、包括的な医療提供体制の整備や小さな拠点構想など、少子高齢化を迎えた医療・介護福祉の今後を紹介する。

 ・中山間地域での暮らしの維持に関する調査研究報告(4地域から報告)

 今年度実施した調査(一般財団法人医療経済研究・社会保険福祉協会からの受託事業)で見えてきた過疎化が進む中山間地における医療・介護福祉サービスや生活支援サービスの状況や、地域の移動の現状を報告する。

 ・パネルディスカッション

 地方の医療・介護福祉や物流サービスの現状調査を通じて、それらのサービスの継続にはモビリティの役割が大変大きいことが見えてきた。また、高齢者のQoL向上のためのフレイル予防の活動等からは、社会に参加し続けることの大切さも分かってきている。少子高齢社会を迎えるにあたっての課題の整理、医療やモビリティなどの必要な手当て、地域社会の在り方などについてディスカッションする。

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