キャンピングカー保有台数6.7%増の12万7400台 市場販売総額 582 億円 「キャンピングカー白書 2021」

「キャンピングカーアワード2021」

  一般社団法人日本 RV 協会(JRVA 荒木賢治会長)は、キャンピングカーユーザーや業界の動向を調査し、多くの方に情報を提供するため最新版「キャンピングカー白書」2021 年 6 月を発行した。

 国内にキャンピングカーがどの程度保有されているのか。調査対象の生産台数、輸入台数、販売台数、廃車台数から割り出した2020年国内キャンピングカー保有台数は対前年比 106.7%で約 12万7400 台。

 国内のキャンピングカー保有台数は増え続けており、2016 年に 10 万台を超えてから、順調にその数値を伸ばしている。

 2020年キャンピングカーの国内生産台数も、前年対比115.3%で7,434 台

 生産台数は順調に増えていて、キャブコン、バンコン、バスコン、キャンピングトレーラー、8 ナンバー以外のクルマがともに、前年の生産台数を上回った。生産台数の比率はバンコンが全体の 31.2%を占めており、軽自動車ベースのモデルを除外した数値でも、キャブコンの31.0%を抑えて 37.0%となっていることから、国内生産台数のバンコン占有比率が高い。

 軽ベースの車両を注目してみると、キャブコンは対前年比 83.6%であったが、バンコンは 144.7%と増加している。また軽ベースの 8 ナンバー以外の車両も、対前年比で 161.2%と増えていることから、軽ベースのクルマの生産台数が増加したことがわかる。

 新車、中古車のキャンピングカー、8 ナンバー以外となるキャンピングカー仕様車の新車、中古車のすべてを合わせて、キャンピングカー国内販売総額を集計したところ、2020 年は 582 億 2389 万円。2017 年から 424 億円、458 億円、526 億円、582 億円と増加しながら推移してきている。

 車種ごとの販売金額を見てみると、キャンピングカー登録となる 8 ナンバーの新車が 336 億円、中古車が 137 億円、8 ナンバー以外の新車が 90 億円、中古車が 17 億円であった。

 前年と比べると多くの車種で総販売額が増えており、なかでも 8 ナンバー以外の新車は対前年でプラス 41 億円と大幅な増加をみせた。前出の生産台数では、8 ナンバー以外のクルマが減少していることから、1台あたりの販売価格が上昇したとJRVAはみている。

中古車Rパーツ

https://ucar.amebaownd.com/ 自動車流通の中核プレーヤーをなす部品、中古車ならびにインターネットビジネス情報を提供

0コメント

  • 1000 / 1000