AI・IT技術者の発掘育成を目的「第2回自動運転AIチャレンジ決勝」表彰式 自動車技術会
直進車両を回避して左折するシュミレーション
最優秀賞の「gatti」
公益財団法人・自動車技術会は(寺師茂樹会長)は、9月23日から11月6日に「第2回自動運転AIチャレンジ決勝」を開催。12月12日に、オンライン表彰式を行った。
この大会は自動車業界におけるAI・IT技術者の発掘育成を目的に企画され、2019年3月に東京大学生産技術研究所附属千葉実験所(柏キャンパス内)で、第1回が実施された。
第2回は同じ会場で6月14日に実車を使用した「認識部門」と「制御部門」の競技を行う予定だったが、新型コロナウィルス感染防止の観点から、実車競技を中止し両部門をまとめてオンラインシミュレーションで実施。参加者は開発したプログラムを提出して、シミュレーションの結果で優劣を競う内容となった。
「認識部門」は経済産業省主催 第2回AIエッジコンテスト上位チームを招待。
「制御部門」には34チーム/70名が参加した予選で。アクセル制御、路駐車両回避、信号認識のタスクについてコード評価を実施。上位12チームが決勝に進出した。
決勝はコロナ禍でフードデリバリーサービスの需要が急増する中、物流と防災の観点から自動運転車での配達実現が期待されることを踏まえ、自動運転車でいくつかの課題をクリアしながら注文品を損なうことなく迅速丁寧に届けるというシミュレーションで完走タイムを競った。
タイムアタックの順位は、以下の通り。
最優秀賞・経済産業省製造産業局長賞 チーム gatti 坂本伸氏、宇井健一氏(NTTデータオートモビリジェンス)
優秀賞・日本自動車工業会会長賞 チーム Shallow Learners 中川博憲氏、堀内義雅氏、郡山博輝氏(トヨタ自動車)
3位入賞 チーム tomo123 中垣友宏氏(サン電子)
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