ホンダ武漢工場 17日に操業再開めざす

倉石誠司副社長(左)

 新型コロナウイルスの拡大が、中国に生産工場を持つ自動車メーカーに与える影響が懸念されるなか、ホンダが2月7日、2019年第3四半期(4-12月)決算会見の席上で現在操業中止している中国の工場の再開見通しについて説明した。

 倉石誠司副社長は「新型コロナウイルス発生の中心、中国・湖北省にある武漢工場は2月14日に一部ラインの操業再開の予定。その後、春節休みに行う予定だった生産ライン改修工事を行い、17日の週には再開を目指す。いきなりフル操業というわけにはいかず、従業員1万2700名の安全、設備の状況、部品の在庫・供給状況を確認しながら対応したい。

 広東省広州市の広州工場は、10日に操業を再開する予定。その後、生産ラインの確認などを行う」  

 サプライチェーンへの影響に関しては「精査中だが、通常では3日分の在庫があり、工場の稼働を続けることは可能」

 今回の生産中止の影響については「武漢工場は昨年75万台の生産実績があるが、代替生産は考えていない業績に与える影響に関しては、算定不能」と述べた。

 なお、2019年第3四半期(9ヵ月累計)グループ販売台数は、4輪380万9000台(対前期比15万台減)、2輪1503万8000台(64万2000台減)、ライフクリエイション363万台(32万4000台減)。

 2019年第3四半期(9ヵ月累計)連結決算は、売上収益11兆4729億円(対前期比3665億円減)、営業利益6392億円(447億円減)、コストダウン効果や販売費および一般管理費の減少などで682億円の実質増益。税引き前利益7861億円(1380億円減)。

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