「ブランド価値向上」がキーワード マツダ中期経営計画を発表

 マツダ(丸本明社長)が、11月1日に、2020年3月期から2025年3月期までの中期経営計画を発表した。

 「人と共に創る」マツダの独自性をテーマに、経営が取り組むべき課題として、①独自の商品・顧客体感への投資 ②ブランド価値を低下させる支出の抑制 ③遅れている領域への投資の3点を掲げた。

 ブランド価値向上のための商品展開としては「スモールプレーヤー」としての立ち位置を踏まえ、少ないモデル数でグローバルにEV化技術を含むさまざまなパワートレインによるバリエーション展開する。新世代のスモール商品群として、MAZDA3、CX-30をグローバルで導入。その後、高価格帯のラージ商品群へ挑戦する方針だ。

 日本市場ではパワートレインの追加、改良、時代に必要とされる先進技術や新しいデザインを年次の商品改良で採用。販売価格の引き上げとブランド価値を向上させる。合わせて、残価設定型ローンを実施し「マツダ地獄がなくなる」(藤原清志副社長)。

 なお、2020年度3月期中間決算は、売上高1兆7066億円で前年比1%の減収、営業利益258億円で14%の減益で、減収減益。中国で販売台数がマイナス18%、北米もマイナス9%となり、ヨーロッパ以外の地域で販売が落ち込んだことが原因としている。

 通期業績見通しは売上高2000億円減の3兆7000億円、当期純利益370億円減の800億円に、それぞれ下方修正した。

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