消費増税前の駆け込み需要は予想以上 2019年度APARA上期活動報告会
小林喜夫巳APARA会長
一般社団法人 自動車用品小売業協会(APARA、小林喜夫巳会長)が、10月25日に「2019年度APARA上期活動報告会・記念講演会」を経団連会館で開催。300名以上が出席した。
小林喜夫巳会長は「台風15号と19号により直接、間接に被災、影響を受けた方々には改めてお見舞い申し上げます。上期の業績に関しては、消費増税前の需要は予想以上に動きがありました。全体的には、上期はいい具合に折り返せていると感じています。タイヤの値上げ、煽り運転の影響によるドラレコなど、お客さまの買う理由ができたのかと思います。ゴルフやラグビーといった日本人を元気にさせるような地合いも小売業にプラスに働いたのだと思います。理由があれば、人は動きます。
今日から『東京モーターショー』が始まりました。カーメーカーはお互いの垣根を越えて、お客さんを呼び込もうとしています。われわれもその姿勢を見倣い、各社の垣根をとっぱらいながら、下期は新しい挑戦をしていきたい。かつては、大きな魚が小さな魚を食べていたが、今はすばやい魚が遅い魚を食べている。皆ですばやくいろいろなことに挑戦しながら、下期も皆さんと一緒にがんばっていきたい」と挨拶した。
APRRAの今年度上期は、前年度の活動を踏襲。
① 主力商品のタイヤにフォーカスし、「全国交通安全運動」期間中に重点を置いた啓蒙活動を実施。NEXCO東日本と連携し、計6ヵ所でイベントを開催した。
② 上部団体のAAAL活動への協力事業として11回目を迎えた「洗車の日」啓蒙活動を実施。1月11日からの「東京オートサロン2018」、2月9日からの「大阪オートメッセ2018」、8月29日からの「ジャパンDIYホームセンターショー」会場で告知活動。4月14日には「洗車の日直前イベント」を富士スピードウェイで行った。
③AAAL「オートパーツの日」啓蒙イベントとして、加盟店舗がそれぞれ一番得意とするやり方で実施。
④7月10日から16日まで、17名の参加者によりアメリカ・サンフランシスコからニューヨーク地域を海外視察。
⑤AAALの関連会議に参加
⑥自動車税制フォーラム、自動車整備人材確保育成推進委員会などの関連団体の会議へ参加。
記念講演会では、眞柳秀人・経済産業省製造産業局自動車課課長補佐が「自動車産業を巡る状況と電動化政策の方向」をテーマに話をした。
その後、懇談会の席上で、「洗車の日2019売場コンテスト」の表彰式が行われた。1500店舗から選ばれた総合1位でボリューム賞1位のオートバックス北六甲店(兵庫県)、総合2位でPOP賞1位のイエローハット亀岡店(京都府)、総合3位で装飾賞1位のジェームス小牧南店(愛知県)が、それぞれ表彰された。
「力技のオートバックス、きめ細やかなイエローハット、掴みがうまいジェームスと、各社の特徴が出ているなあという印象です」と、小林代表は、今年のコンテストを総評した。
「洗車の日2019店舗コンテスト」表彰式
総合第1位のオートバックス北六甲店
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