国内部品販売、海外部品販売、素材販売の事業基盤強化 NGP第15回通常総会

   自動車リサイクル部品大手のNGP日本自動車リサイクル事業協同組合(佐藤幸雄理事長)が、10月26日に、品川プリンスホテルで「(株)NGP第28期株主総会」と「第15回通常総会」を開催した。

 総会の冒頭、創立者の大石一彦氏が掲げたNGP三大信条(①お客様第一! ②より良い商品を!より正確に!より早く!③補修備品業界のリーダーたること!)を唱和した。

 佐藤幸雄理事長は「本年度も自然災害の猛威がありました。8月は九州北部防雨、9月には首都圏を直撃した台風15号、10月にも記録的大雨を記録しました。提携損保から引き取り依頼に対応すべく、宮城、福島、栃木、埼玉、長野に対策本部を構え、東北や北関東のメンバー、本部、下部の社員のご協力をもとにして今活動しています。組合の会社へも被害が及びました。謹んでお見舞いを申し上げます。

  事業環境に関してですが、鉄スクラップの暴落、ASR処理の問題、部品販売の低迷など非常に厳しい状態になっております。NGPだけでは解決できない外的要因も多く、業界内の協調とスピード感を持った対応が求められます。今までと同じような考えでは取り残されてしまいます。このような環境だからこそ、NGPグループの一致団結と将来をより強くより早く前に進む必要があります」と挨拶した。

 任期の2期4年務めた佐藤理事長が再任。さらに2年間、理事長を務める。新副会長には、藤原庸正氏が就任することが、総会で承認された。

 NGPでは本年度は事業の柱である①国内販売 ②海外部品販売 ③素材販売。この3つの事業基盤をさらに強固なものにするために、車両の確保を重視する。そのため一般ユーザーからのクルマ買取サービス「廃車王」を引き続き強化。TVCM、WEB広告などのPR施策を通じて「廃車といえば廃車王」を認知させるための活動を継続する。

 また「SDGs」に基づいた社会、経済、環境の発展に貢献するための活動を推し進める。香川県豊島の産業廃棄物不法投棄により失われた自然環境を取り戻すべく、環境再生活動を積極的に行う。11月の理事会を豊島で開催。現地見学も予定している。

 組合員専用の「NGPシステム」の外部会員、一般ユーザーへの公開を検討する。

 総会後の講演会では、安岐正三氏(廃棄物対策豊島住民会議 事務局長)・ 岩城裕氏(NPO法人 瀬戸内オリーブ基金 理事長)が「持続可能な社会を目指して ~豊島問題を考える~」をテーマに話をした。


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