カーベル「2019年スタートダッシュ勉強会」開催中「何をするか」早く動く社長、会社が勝つ
「新車市場」、「100円レンタカー」、「ペットの旅立ち」をFC展開するカーベル(伊藤一正社長)が「2019年・スタートダッシュ勉強会」を、4月9日から5月18日まで全国12都市で開催中だ。
日程は4月9日東京を皮切りに、11日大阪、12日愛知(名古屋)、16日広島、17日福岡、18日鹿児島、19日沖縄、22日香川(高松)、24日宮城(仙台)、25日青森(盛岡)、5月8日金沢、10日大阪<2回目>、13日東京<2回目>、14日札幌、16日東京<3回目>、18日愛知(名古屋)<2回目>の全16回。
その幕開けとなる4月9日に行われた東京会場の勉強会には、遠くは新潟県からの参加者を含め、44社59名が出席した。うち20名が初めての参加。社長が8割を占めた。
今回の勉強会は、新サービスメニュー発表、繁盛店事例紹介、伊藤一正社長が講師を務める「伊藤タイム」の3部構成で行われた。
冒頭、講師を務めた大岸部長は「GW10連休や消費税率アップなど、今年はたくさんの起こる事がわかっている数十年に一度の年。『何をするか』早く動く社長、会社が勝つ」と話した。
10月1日の消費税率アップから納車待ち期間逆算し、6月に1億5000万円の予算を投下する。CM本数は3000本。そのうち関東・関西・中部の大都市圏は昨年の3倍増、長尺の60秒CM100本、静岡県、長野県、栃木県、岩手県など地域会の加盟店が出演するパブリシティを全国40局で予定している。
「進化と深化」と題した新サービスでは、以下の5つのメニューを紹介した。
① 加速するキャッシュレス化を先取りした決済アプリ「PayPay」とのコラボ。「PayPay」は手数料無料で、累計決算金額1万円以上なら翌日入金となる。②業界唯一の「納車管理」ソフト「タスプロ」。これまで人の記憶に頼っていた業務の「見える化」により、「働き方改革」に合った効率化を実現する。③クルマ業界専用の半自動HP「デキテル」。④2024年10月から開始予定のスキャンツールを用いた車検「OBD検査」に対応できるIyasaka製スキャンツール。⑤レンタカー車両仕入れ、調達支援のための日本カーソリューションズとの提携による「中古車わナンバーリース」、仕入れ先と販路拡大を目指した「カーチス&カーベル倶楽部」。
また「皆さんの声をカタチにする」というカーベル流商品開発ルールを踏まえ、鈑金塗装集客システムなど新企画のプレゼンテーションが行われた。
最後の「伊藤タイム」は質問攻め
勉強会の恒例「伊藤タイム」は、残念ながら今回が見納め。
伊藤社長は「2028年に『伊藤引退』という中期ビジョンを表明しており、2019年は分社化スタートとM&Aを2案件抱えている」とその理由を説明した。
「伊藤タイム=業績UP大全集!」では、あらかじめ用意された「車屋さん」の経営に重要な15のお題から、参加者のリクエストに応じて伊藤社長が自らの考え方をレクチャーした。
「2019年必ず経営と人生がHAPPYになる3つのキーワード」については、①情報弱者は負ける ②横展開 ③社員がしゃべる会議の3点を挙げた。
「2019年は新しい経営スタイルに変えるきっかけとなる大きな転換期。経済誌と週刊誌を読んで知識を得て、今までに考えたことがない視点を手にいれた後は自社の強みを伸ばすために、弱み改善のために何をすべきか自分で考える年だ。そのためにも、土台をしっかり築き、協調性を大事にした横展開を図ること。会社と社員、社員同士の衝突が起きやすいので、社員がしゃべるスタイルの会議や朝礼、日報に変え、コミュニケーションをスタートさせる」と伊藤社長は解説した。
「『車屋さん』の働き方改革とは?」というテーマに関しては、会社は効率よく成果を上げること、社長は<強制的に>経営スタイルを変えることと定義。
「今までの昭和スタイルから、法律で定められた令和ルールへ経営のルールが変わった。『成幸』への意識改革として、①トップと経営陣の覚悟 ②長時間労働は身体に悪い ③評価基準を変えるの3点の改革が必要。だが、スタッフが納得してマインド変化するのに半年から1年かかり、効率よく成果が上がるまでに最低2年はかかる」と伊藤社長は述べた。
「女性と部下と子供にモテる!Goodの反対語とは?」という課題には「Good=良いの反対語は、Bad =悪い、ダメではなく、もっと=改善点。社員教育も子供の躾も、できてない所を責めるのではなく、できている多くの部分をほめてあげるべき」と伊藤社長は回答した。
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