自動運転タクシーが公道営業 世界初の実証実験
「Robot of Everything」を掲げ、自動運転の実験車両や物流ロボットを手掛けるZMP(谷口恒社長)と、大手4大タクシーの一角をなす日の丸交通(富田和孝社長)は8月27日から9月8日まで、自動運転タクシーを用いた公道での営業走行の実証実験を世界で初めて実施する。
実験経路は東京・大手町から六本木ヒルズを結ぶ都心のド真ん中、約5.3㎞の2区間走行。料金は片道1500円。ミニバンタイプの実験車両には、日の丸交通のプロドライバーとナビゲーターが乗車する。
また、ZMPは7月18日から20日に開催中の「第 10 回 ZMP フォーラム」の席上、最新モデルの自動運転カー「RoboCar SUV」をお披露目した。
2009年に出荷を開始したRoboCar シリーズはプログラム制御可能な実験車両。車載ネットワークCANを介して、ベース車両のレクサスRS450hに搭載されるセンサー情報を取得でき、かつZMP続時のコントローラによってアクセル、ブレーキとステアリングの制御が可能だ。
最大10個のカメラを用いたRobo Vision3サラウンドビューカメラの全周囲センシング、物体検出機能、緊急ブレーキシステムなどをオプションで用意する。
「研究開発向けの実験プラットフォーム車両だが、自動運転を用いた将来のモビリティサービス の商業化への対応を考えている」(谷口恒社長)。
販売価格は2200万円(税抜き)。今年12月からの出荷開始となる。
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