電動二輪車実証実験「78%が便利、興味増えた」「eやんOSAKA」 自工会

 一般社団法人 日本自動車工業会 (豊田章男会長)電動二輪車委員会 電動二輪車普及部会が「eやんOSAKA成果と大阪での電動二輪車とバッテリーサービス展開」に関する報道関係者説明会を7月4日に大阪大学センテラスサロン(吹田キャンパス) からオンラインで実施した。

 「eやんOSAKA」では、18カ月の間、大阪大学の学生・教職員130名(うち55%は2輪車未経験者)の方に電動二輪車を貸し出し、街中でのバッテリー交換を体験した。

 その結果、走行実績は、毎月100㎞~300㎞の走行距離で、1日の走行距離は3~10㎞程度。ガソリン車と変わらない。ステーション利用場所は、目的地である吹田、豊中大学キャンパス内の圧倒的に多く、次いで主要道 路沿いの店舗が利用された。バッテリーを共同利用することで個々のバッテリーの使用回数は平準化され、極端に劣化が進むバッテリーが出にくくなるという結果が出た。

 電動二輪車への興味は、便利78%、興味増えた78%、買いたい69%。

「音が静かで近隣迷惑にもならないため研究などで夜にも帰れるようになった」「一切振動が無く、まるで地面を滑っているかのような感覚、特に発車時に心地よい加速具合を感じた」「未来的、先進的なイメージ」との肯定的な意見が出た。一一方、否定的な声としては「バッテリーの減りが気になる」「ステーションの設置場所の関係で、遠出が不安」という反響が出た。

 こうした成果を踏まえ「eやんOSAKA成果と大阪での電動二輪車とバッテリーサービス」で、ニーズを顕在化して事業化に向けて、今年4月共同出資会社「Gachaco(ガチャコ)」を設立。電動二輪車用交換式サービスを9月からスタートする。

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