ボッシュ 主力のモビリティソリューション事業で「側方レーダー」量産化を開始

 ボッシュ・グループ(クラウス・メーダ―社長)が「2020年次記者会見」を6月8日にオンラインライブ中継で配信した。

 ボッシュ・グループのグローバル売上高は自動車市場の低迷に反して、前年と同水準を維持し 777億ユーロ、純利益53億ユーロ。そのうち、日本は第三者売上高3300億円(前年比1.0%増)で、売上高ベースの60%を占めるモビリティソリューション事業は1.5%増。

 なお、2020年度の業績見通しに関しては「グローバルな自動車市場にとって、厳しい一年になる」(クラウス・メーダ―社長)としながら、公表しなかった。

 モビリティソリューション分野のトピックスとして、新世代の「側方レーダー」の量産を開始する。すべて自社生産で、まずは中国およびドイツで量産を開始。

 「側方レーダー」は車両の前後左右4ヵ所に搭載することで360度センシングが可能となる。さらに、77 GHz(ギガヘルツ)帯と高周波レーダーにより、現行のサラウンドセンサーの製品ポートフォリオを補完し、より高度な検知を可能にする。

 「側方レーダー」を使った衝突被害軽減ブレーキは自動車アセスメントの評価項目に追加される予定。ボッシュの試算によると、2020年から 2027 年までの 7 年間にわたり、「側方レーダー」の市場成長率は現在の 2.6 倍まで拡大すると見込んでいる。

 クラウス・メーダ―社長は「ボッシュは 2019 年の年次記者会見で、2020 年に全世界の 400 超の拠点において、カーボンニュートラルを達成すると宣言しました。本日、ここで結果をご紹介します。ドイツでは、2019 年に全拠点においてカーボンニュートラルを達成しました。そして 2020 年、全世界でカーボンニュートラルを達成します。この目標を達成するために、①エネルギー効率を上げること ②ボッシュ施設で作りだすグリーンエネルギーを増やすこと ③グリーン電力の調達量を増やすこと ④避けられないCO2排出量のオフセットの4つの手段を掲げました」と話した。

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