一般会計から自動車安全特別会計へ40億3000万円が繰戻し 3年連続増額を勝ち取る

   平成6年度および7年度に、財政事情の悪化を理由に、自賠責保険料の積立金2兆円のうち1兆1200億円が自動車安全特別会計から一般会計に繰り入れられ、いまだ6000億円以上の繰越金が残されたままである問題。

  平成29年12月18日付けで、麻生太郎財務大臣と石井啓一国交省大臣の間で「平成30年度において、23億2030万円を自動車安全特別会計自動車事故対策勘定に繰り戻すこととする」という覚書が交わされ、平成30年度)予算で初の繰戻しが実現した。

  今年も11月22日に「自動車損害賠償保障自動車損害賠償保障制度を考える会」(福田弥夫座長)が、後任者の赤羽一嘉・国土交通大臣へ要望書を手渡した。

 12月20日に閣議決定された「令和2年度予算案」において、一般会計から自動車安全特別会計へ40億3000万円の繰り戻しが決定。3年連続の増額の繰戻しとなる。

 「自動車損害賠償保障自動車損害賠償保障制度を考える会」は「3年連続の増額の繰戻しと、積立金の取崩額の縮減が図られるものであり、継続的な繰戻しと繰戻額の増額を求めてきたわれわれの要望に沿う結果として評価したい。また、令和2年度予算案において、療護施 設の拡充等が認められるなど、交通事故被害者の救済事業の充実が図られたことや、令和元年度補正予算案で12億5000万円が繰り戻され、サポカー導入補助金に活用されることが決定し、交通事故発生防止対策が充実されたことについても評価されるべきものである」とコメントを出した。

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