中輸協 モーリシャス政府へのAA出品英訳証明書提出を新規事業に

 挨拶する佐藤博理事長

 220名が加盟する日本中古車輸出業協同組合(JUMVEA佐藤博理事長)が、5月29日に第22期定時総会を東京ドームホテルで開催した。

 佐藤博理事長(山銀通商社長)は「リーマン・ショック以降、中古車輸出は大きく伸びていますが、儲けは少なくなっています。一部のプレーヤーだけが参加していた中古車輸出業のマーケットがそれだけ大きくなったといえるでしょう。昨年は国別輸出台数で御三家のミャンマーで右ハンドル輸入が禁止され、輸出が停まったということが起きました。かつて、50万台を輸出していたこともあるロシアでも、2018年度に税金が上がった影響で同じようなことが起きましたが、台数は回復してきています。われわれ中古車輸出はほかの自動車業界よりは将来性、競争力があり、恵まれているといえます。これからも力を合わせて業界発展のために活動していきましょう」と挨拶した。

 2018年度の中古車輸出台数は132万台で、2018年とほぼ同数。この1年間は円対ドルがほぼ変動なく移行したことも中古車輸出には良い要因となり、原油先物相場は1バレル=62円。原油安が続いているのも中古車輸出にはプラスに働いた。

 2018年度国別輸出台数は、1位アラブ首長国連邦、2位ニュージーランド、3位ロシア、4位チリ、5位チリ、6位ロシア、7位タンザニア。ミャンマーが右ハンドル輸入禁止、スリランカはLC融資規制の影響で、それぞれランク外になった。

 総会で承認された今年度の事業計画は、①組合員の需要する輸出中古車をAA会場などと提携して組合に提供する共同購入斡旋に関する事業 ②組合員が輸出する中古車の売却金を安全にバイヤーから受領するためと、輸出証明発行に関する制度「JUMVEA-SAFE-TRADE」③組合内外の関係事業者からの委託を受けて、組合HP上にバナー広告を斡旋する事業 ④AA出品証明書を英訳し、モーリシャス政府へ提出する事業 ⑤インターネット、組合研修を通じた組合員への情報提供。

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