クルーバーホールディングス2018年度決算 連結売上高32.7%増、グループ総売上高11.8%増

 中古車&バイク用品販売の「アップガレージ」(河野映彦社長)、中古タイヤ販売「東京タイヤ」をFC展開する「ネクサスジャパン」(渡邊剛伸社長)、web上の中古用品販売ポータルサイトのクルーバーを運営する「ZERO TO ONE」(真砂野亮太社長)、芸能プロダクション「タッチアップエンターテインメント」(皆川拓也社長)の4つの事業会社を傘下に持つクルーバーホールディングス(石田誠社長)が、2018年度(2019年3月期)決算説明会を4月24日に開催した。

 石田誠社長は「グループの創業からの事業であるアップガレージが創業20周年を迎えることができました。創業当時は中古のカー用品、バイク用品販売という業態は一過性のもので長続きしないだろうと言われて、悔しい思いをしました。お客さまが理想とするクルマやバイク作りのお手伝いをするというわれわれのポリシーを外さずに努力を続け、現状に満足しないという思いが、この20年間の歴史でした。

 われわれアフター業界は大変厳しいという声がありますが、時代を先取りして、クルマやバイクで人生を楽しむ新しいお客さまを作ることをあきらめずにやり続けていけば、支持を得られると思っています」と挨拶した。

 2018年度グループ決算実績は、以下の通り。

 売上高87億7700万円(前年対比32.7%増)、売上総利益31億5500万円(5.5%増)、売上総利益率35.9%(9.3ポイント減)、営業利益8200万円(59.3%減)、営業利益率1.3%(2.1ポイント減)。営業利益が2017年度の2億300万円から本年度は8200万円と半減した。

 FCを含んだグループ総売上高は225億円(11.8%増)。

 アップガレージと東京タイヤを合わせた店舗数は18店舗増えて、316店舗。社員の独立支援制度により、直営3店舗がFC化した。

 IR上のトピックスは、①「東京タイヤ」から「ネクサスジャパン」への社名変更

昨年、30代での社長抜擢で注目された渡邊剛伸社長は「『あたり前』をもっと便利に、『ヒト』、『モノ』、『ココロ』をつなぐ先駆者であり続けたい。『東京タイヤ流通センター』の新規加盟開発を進め、店舗数を141店舗から160店舗に増やすこと、タイヤ販売本数は28万1000本から35万本に増やし、卸売り部門での新規取引先企業の開拓を進めることが今期の目標です」と意気込みを語った。

 ②「ZERO TO ONE」新社長に、真砂野亮太社長が就任。

真砂野社長は「2019年度は、海外販売では半数以上を占めるアメリカに加え、中国やロシア市場へ販売先を拡げたい。国内販売では『東京オートサロン』出展企業への営業、『nori-na』、『CrPA』といったアプリ開発にも取り組む予定です」と述べた。

 2019年度グループ業績予想は、売上高96億円(9.4%増)、売上総利益38億円(20.4%増)、売上総利益率39.6%(3.6ポイント増)、営業利益4億2000万円(5倍増)、営業利益率4.4%(3.4ポイント増)。店舗数345店舗(29店舗増)。

 このうち、コア事業のアップガレージに関しては「2019年のテーマは『UP GARAGEをアップデートせよ』。①圧倒的な基本の徹底によるブランド力を高める ②本部を改良して研修ルームを開設するなど人への投資 ③店舗評価制度など出店戦略 ④アメリカへの海外戦略の4つの成長戦略を立て、今期もいろいろなことにチャレンジしていきたい」と、河野映彦社長が事業計画を説明した。

 決算発表会後の懇親会には、スポンサードするカーレース「チームアップガレージ」のレースクイーン「ドリフトエンジェルス」と「いもドリ」のメンバー6名が駆けつけ、新曲「Happy Birthday」&ダンスを披露。宴席を盛り上げた。


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