【試乗記】80km/hからの加速感がオイシイ 日産リーフ e+

 2010年に初代モデル(ZE0型)を発売以降、グローバル累計販売台数38万台、国内販売台数11万8000台を突破した日産リーフに、62kWhのハイパファーマンスバッテリーを搭載したリーフe+が追加。1月23日に発売されたモデルに試乗した。

 従来の40kWhモデル(ZE1型)と62kWhモデルのリーフe+との外観の違いは、フロントバンパー下部にあるブルーのリップスポイラー状のパーツと充電ポートにe+のロゴを配した程度。

 いっぽう心臓部のバッテリー性能はアップし、それに伴い加速性能はさらに向上した。最高出力は45%アップし160kWhに。航続距離が約40%向上し、458㎞(WLTCモード)を実現。80㎞/h→120km/hの中間加速時間は約13%短縮した。

 これが実感できるのが、高速道路の加速帯から本線への合流。車両重量が1.5tでコンパクトなサイズ感もあり、俊敏な加速レスポンスで高速道路へのスムースな合流が体感できた。スピードメーターの針が頂点に位置する80㎞/hから100km/h前後が、このクルマが一番得意とする速度域だろう。

 EV車ならではの「ひと踏み」でのスムースな発信、加速性能は、リーフe+でもそのまま。ただこの魅力は、今後バッテリー容量がさらにハイパワー化し、重量が増すことで、相殺されてしまう可能性がある。

 リーフe+の価格は、416万2320円(税込み)から。全国日産販売店で実施中の「1-2月試乗フェア」では、リーフe+が40%、40kWhモデルが60%で、従来モデルが検討している。約50万円の価格差が影響していると思われるが、ガソリン車と異なり、最新型モデルへ一気に移行しないというユーザー志向も興味深い。ZE0型からの代替え比率は30%程度で、今後その割合は高まっていくだろう。

 現在2月末時点の受注で、納車は4月から5月。


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