リサイクル部品総売上高1022億9200万円で1社平均昨年の102.3% 「第11回リ協会員社市場規模アンケート調査」
業界最大規模の12団体が加盟する自動車補修用のリユース部品、リビルド部品の流通に関わる全国の業界団体による連合組織、一般社団法人 日本自動車リサイクル部品協議会(リ協、JAPRA、川島準一郎代表理事)が「第11回・会員社市場規模アンケート調査」の結果を、7月16日に発表した。
調査対象期間は、令和6年1月1日から12月31日。調査会社数449社(昨年423社)のうち、回答数263社(242社)、回答率58.6%(57.2%)。回答率は昨年を上回った。
リサイクル部品(リユース・リビルト部品)売上は国内666億9200万円(590億9600万円)、輸出258億1300万円(203億4800万円)の総売上高は1022億9200万円(794億7100万円)。1社当たり4億9207万円(3億8894億2966円)。昨年の102.3%。
スクラップなど部品素材売上は340億3600万円(339億6700万円)で、1社当たり1億3040万6130円(1億4035万9500円)。昨年の92.9%。
リサイクル部品と部品素材の合計した部品・素材総売上は1363億2700万円(1089憶7100万円)で、1社当たり5億1835万3612円(4億5029万3388円)。昨年の115.1%。
うちわけは、1億円未満25%(28%)、1億円以上2億円未満18%(15%)、2億円以上3億円未満11%(13%)で、3億円以上4億円未満が8%(8%)。4億円以上5億円未満6%(7%)、5億円以上10億円未満16%(17%)、10億円以上15%(12%)。
使用済自動車入庫台数は80万台(81万9000台)で、1社当たり3305.8台(3485.1台)。昨年平均値の94.9%。使用済車に支払ったリサイクル料金は54億9000万円(49億4000万円)で、1社当たり2306万7227円(2287万370円)。昨年平均値より100.9%。
使用済車台数が減少して単価が上がっていることから、リサイクル業界が長年抱える経営課題のひとつ、使用済車両の確保がさらに深刻になっている様子がうかがえる。
インターネット(Yahoo)売上金額は70億5700万円(60億6300万円)で、1社当たり3528万5000円(2505万3719円)。昨年平均値の140.8%。国内リサイクル部品売上の10.6%を占める。
従業員数は正社員5218名で、20名から39名が26%を占める。社員数(パート・アルバイト)832名。
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