【試乗記】100㎞/hまで2.7秒 平成最後の直線番長車 テスラS

 「ゼロヨン」タイム信仰者でなくとも、初速性能がクルマの性能を示す一つの指標であることは間違いない。「テスラS P100D」は100㎞/hまで2.7秒というスペックを誇る、現時点で市販EV車の最強直線番長車。

 軽くアクセルを踏むだけで、制限速度あたりまではストレスフリーで瞬時に加速する。

 そのポテンシャルを実現したのは、フロント/リア各車軸に1つずつ割り振られた2つのモーター「デュアルモーターAWDシステム」。これにより、トルクをデジタル制御。優れたトラクションコントロール性を実現した。

 速さにプラスして、最も安全なクルマとなるようゼロからデザインされたクルマらしく、それを支えるボディも特徴的だ。

 オールアルミ製モノコックボディに、側面をスチールで補強。車両重量は2.2tとヘビー級だ。全長4979㎜と5mを切るが、全幅は1950㎜と、ベンツSクラスより全長は短くワイドボディ。

 テスラの心臓部であり、アイデンティティーといえるのが、センターコンソールの17インチ大型タッチスクリーン。オートエアコンやガラスサンルーフ開閉、車高調整をはじめ、このモニターでクルマに関するほとんどの機能をコントロールできる。

 タッチスクリーンに機能を集約した分、クライスラーメーターの表示は簡素化されている。近年、クルマのIT化に伴い、モニターデータが多様化するなか、EV車らしい新鮮な印象を受けた。

 既存のクルマとは違うスタートラインに立った次世代車。速さだけではない作り手側の哲学が感じられた。


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