【年頭挨拶】 アセアン地域をはじめ立て続けに新型車を投入 三菱自動車工業株式会社 加藤隆雄・代表執行役社長

 新年あけましておめでとうございます。

 謹んで年始のご挨拶を申し上げます。

 昨年を振り返ると、ウクライナや中東の地政学的緊張は依然として継続し、米中の対立激化

や米国での政権交代に伴う経済政策の変更懸念など、先⾏きの不透明感が増した 1 年でした。自動車業界では電動化と知能化への対応が加速する一方、グローバルでの BEV 需要の停滞と中国製 BEV の過剰輸出に伴う過当競争によって、各社とも電動化戦略の見直しを強いられ、構造改革に踏み切るメーカーも出てくるなど、自動車業界にとっても大きな変動の年となりました。

 そのような中、当社は主力地域であるアセアン市場において『エクスフォース』を投入するとともに、『エクスパンダー』には当社初となる HEV モデルを設定して投入しました。フィリピンやベトナムでは計画を上回る販売と大幅なシェアアップを達成し、日本国内でも『トライトン』や『デリカミニ』、『デリカ D:5』、大幅改良した『アウトランダーPHEV』が好評を博して販売台数を伸ばしました。また、北米では『アウトランダー』等の販売が好調を維持し、販売と利益を下支えしました。さらに、タイやインドネシア、米国、カナダ他多くの地域において、対前年比で当社シェアのアップを果たしております。加えて、『トライトン』は『デリカミニ』に続き、日本カー・オブ・ザ・イヤーのデザイン賞を獲得するなど、三菱自動車らしいクルマづくりも評価されております。

 本年 2025 年は中期経営計画「Challenge 2025」の締め括りの年となりますが、経済環境的には一層厳しい年になるのではないかと考えております。依然として不確定要素が多い経営環境 では ありますが 、昨年のフ ィリピン国 際モー ター ショーで世界初披 露した『MITSUBISHI DST CONCEPT』の市販車投入をはじめ、『エクスフォース』の HEV モデル投入や大幅改良した新型『アウトランダーPHEV』の展開拡大など、当社の得意とするアセアン地域をはじめ、様々な地域で立て続けに新型車を投入してまいります。お客様からの期待に応えられるような三菱自動車らしい商品をお届けし、一台でも多くのお客様にお乗りいただけるよう取り組む所存です。

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