生鮮食料品2倍長もちシール Ryp Labs
先進国では1人あたり年間約100キログラムの食料が消費段階でムダに捨てられるとされる食品ロス問題。国際連合が食品ロス削減に向けた地球規模のイニシアティブ(「Save Food Initiative」)を推進するなど、グローバルな長年の課題でもある。
アメリカのRyp Labs社(https://www.ryplabs.com/)が、食品廃棄物に終止符を打つ可能性がある「貼るだけで生鮮食料品の鮮度を2倍長持ちさせるシール」を「Startup Showcase 2023」に出展した。
Dewy Webb(Senior Product Manager)は「開発は大学など外部の研究施設ではなく、自社開発で行っています。シールに化合物を含むことで農作物の周りに保護層を生成し、腐敗から守る仕組みです。特許出願中で化合物についてはシークレットですが、人体への悪影響はまったく問題ありません。リンゴを皮ごと丸かじりしたり、子どもがシールを舐めても心配ありません」と説明する。
今回は果物用シールを用意していたが「野菜や魚、肉用のシールも開発していきます。シールを単体で一般家庭に販売することも考えています」とDewy Webb氏は述べた。
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