1443人が3年ぶりに集う 自動車5団体新春賀詞交換会

 年明けの恒例行事、日本自動車工業会(自工会)、日本自動車部品工業会(部工会)、日本自動車車体工業会(車工会)、日本自動車機械器具工業会(自機工)、日本自動車販売協会連合会(自販連)主催の「自動車5団体新春賀詞交換会」が、1月5日にThe Okura Tokyo(ホテルオークラ東京)にプレステージタワー「平安の間」で、2020年いらい3年ぶりにリアルで開催された。それまでの4団体に自販連が加わり5団体としての開催は初。

 3年ぶりに1443人が一堂に会した

 冒頭、欠席した豊田章男・自工会会長の挨拶を永塚誠一・副会長が代読した。

 「皆さま、あけましておめでとうございます。自動車5団体としては、初めてとなる賀詞交歓会をこうして集まって、開催できますことを本当に嬉しく思います。そして、自動車産業で働く550万人の皆様。『ありがとうございます』。

 私たちが、この言葉から新年をスタートするようになったのは、コロナ危機に直面した21年からになります。自由に『移動』できることは、決して『当たり前』のことではない。世界中の人々が、それに気づいた年でもありました。

 昨年、米国、欧州、アジアを訪問する機会がありました。行く先々で感じたことは、『感謝』と『期待』です。どこの国でも、自動車は基幹産業です。ただ、海外では、日本の自動車産業が現地に根付き、その国や地域の成長に貢献することを『当たり前のことではない』と感じていただいているように思いました。

 だからこそ、私たちの存在に感謝し、期待をしてくださる。そして、それこそが、『誰かの役に立ちたい』、『より良い未来をつくりたい』という私たちの原動力になっていると思いました。これが今の日本には無くなってきたと感じております。

 今まで以上に、『共感』が大事になってまいります。『共感』という言葉は、『共に』『感謝』すると書きます。『ありがとう』と言い合える関係から生まれてくる『未来への活力』。それが『共感』だと思っております。

 今年、私たちには、日本から『共感』を生み出していくチャンスがあります。5月のG7広島サミットは、日本らしいカーボンニュートラルの登り方を各国の首脳にご理解いただく貴重な場になります。そして、10月の『ジャパンモビリティショー』は、『モビリティの未来』を世界に発信する絶好の機会になってまいります。

 G7も、モビリティショーも、『オールジャパン』の力が必要です。そのためには、産業界も官民も、心ひとつに動かなければなりません。今年のチャンスを生かせなければ、日本の未来は無い。

 この危機感をもって、自動車産業は必死に働いてまいりたいと思います。『共に』『感謝』しながら、みんなで動く1年にしてまいりましょう」。

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