営業利益12.6%増の1566億円 日産中間決算
日産自動車(内田誠社長)が、2023年3月期第2四半期決算(中間決算)を11月9日に発表した。
連結売上高4兆6623億円(前年同期比7153億円増)、連結営業利益1566億円(175億円増)、当期純利益645億円(1041億円減)。
上期は、原材料価格が大幅に上昇したことに加え、半導体の供給不足や新型コロナウイルスに起因する上海ロックダウンの影響等を受けて販売台数が前年実績を下回るなど、厳しい事業環境にあった。しかし、「Nissan NEXT」を着実に実行し、各市場における販売の質の向上と販売費用の縮小に継続して取り組み、台あたり売上高を向上させました。加えて昨今の為替相場が想定以上の円安水準で推移していることの好影響もあり、業績は前年度より向上。
2022年度の販売台数見通しは、370万台(前回見通しに対して7.5%減)。下期も引き続き半導体の供給不足や原材料価格の上昇等の影響が見込まれるものの、継続して新車攻勢と販売の質の向上に取り組む。
2022年度の通期業績予想は売上高10兆9000億円(前回見通し9000億円増)、営業利益3600億円(1100億円増)、当期純利益はロシア市場からの撤退に伴い発生が想定される約1000億円の特別損失も織り込んだ上、1550億円(50億円増)にそれぞれ上方修正。
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