カーボンフットプリントの削減がESG最重要課題 「日産サステナビリティセミナー2022」
日産自動車(内田誠社長)が「日産サステナビリティセミナー2022」を8月2日にをオンラインで開催。日産が推進するサステナビリティの取り組みやマテリアリティ(重要課題)を説明した。
日産は、サステナビリティにかかわる考え方や、環境(E)、社会性(S)、ガバナンス(G)の目標を達成するための戦略と取り組みについてまとめた最新の報告書「サステナビリティレポート 2022」を企業情報サイトに公開。今年度のレポートでは、日産の事業を取り巻く環境を再認識し、日産が社会・環境へ与える影響や価値という見方と、社会・環境が日産へ与えるインパクトという視点の 2 側面から特定したマテリアリティを開示している。
日産は、ESG の分野における優先事項として、バリューチェーン全体を通じたカーボンフットプリントの削減に取り組む。
2050 年までにクルマのライフサイクル全体でのカーボ
ンニュートラルを実現することを目指し、バッテリー技術や電動化技術をさらに進化させ、4Rビジネスやブルースイッチなどの取り組みをより一層推進し、EV エコシステムを強化。さらに、日産は国連が支援する「Race to Zero(レース・トゥ・ゼロ)」キャンペーンに日本の自動車メーカーとして初めて参加しました。さまざまな業界や地域社会、政府とのパートナーシップを通じて、再生可能エネルギーの利用拡大、CO2 排出量の削減、安全なエネルギー
マネジメントの実現など、社会の可能性を広げる取り組みを推進する。
また、日産は安全技術の開発と普及を通じて、誰もが安全に、安心してモビリティを利用できる包括的なソリューションを提供することにも取り組む。
こうした取り組みの一環として、日産は「サステナブル・ファイナンス・フレームワーク」を設定した。この新しいフレームワークは、次世代の電動車や環境技術、新しいモビリティ・サービスなどのイノベーションを加速させるために必要な資金調達を可能とする。
パネルディスカッションでは、日産グローバル本社に ESG のエキスパートを招き、サステナビリティの重要性や気候変動に対応するための知見、喫緊の課題に取り組むために必要な連携やパートナーシップのあり方について議論した。
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