素材を生かし直らない部品を直す「プラスチック溶接」 ヤナセオートシステムズ

 ヤナセグループの部品事業と板金塗装事業を中心に輸入車アフターサービスを担当するヤナセオートシステムズ(宮原起美社長)が「AUTOMOBILE COUNCIL2022」に出展。

 今回は「乗って楽しめるヤングクラシックカー」をテーマに、VWゴルフⅡGTi(初年度登録平成2年)、ゴルフⅠカプリオレ(平成3年)、メルセデス・ベンツ190E(平成4年式)、190E2.5L16V(平成元年)、380SL(昭和60年)、560SL(平成元年)、E320(平成7年)、500E(平成5年)の8台の車両を展示販売した。

 新任の宮原起美社長は、「『ヤナセオートシステムズ』が運営する『ヤナセ クラシックカー センター』(横浜市都筑区)は2018年4月オープンいらい今年で5年目を迎えました。『ヤナセ クラシックカー センター』は、ヤナセの企業理念である『最上質な商品・サービス・技術を、感謝の心を込めて提供し、“夢” と“感動” あふれる<クルマのある人生>を創ります。を具現化する、憧れた車を手にするよろこび、乗って楽しむクラッシックカーを提供します。また、ベテランメカニックがこれまで培ってきたノウハウや技術力を実車でのOJTで伝承していくことを大切にしています。昨年度の実績は、フルレストアや点検整備、修理等を含めて120台になります」と挨拶した。

 「ヤナセ クラシックカーセンター」には、鈑金塗装を担当するボディショップ、エンジン、ミッションなどのリビルト工場が併設。ボディショップは、最新技術に対応するため、メルセデス・ベンツ、アウディ、BMW、GM、ジャガー、ランドローバー、ボルボ、フェラーリ、ランボルギーニ、マクラーレン、テスラの全11ブランドの「認定ボディショップ」を取得。ドイツ・テュフラインランドの最高峰資格「プラチナ認証工場資格」も日本で初めて取得した。

 今回ブースでは「プラスチック溶接」技術のデモンストレーションを実施した。

 クラシックカーオーナーにとって大きな悩みは、部品の確保。メーカーからの入手が困難な場合はオリジナルパーツを修理して使うか一点物をオーダーするなどしかない。

 「プラスチック溶接」ではウレタンバンパー以外のほぼすべてのバンパーとプラスチックパーツに使われている熱可塑性プラステックを、窒素シールドプラスチック溶接工程で修理する。 日本ではプラスチック修理は一般化していないが、「プラスチック溶接」技術を使うことで、素材を生かして、オリジナル部品を直すことができる。

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