「オートアフターマーケットサミット2021」オンラインで開催

 「第18回国際オートアフターマーケットEXPO2021 ONLINE(IAAE2021 ONLINE)」が3月17日から19日にオンラインで開催中。

 10回目となる「オートアフターマーケットサミット2021」が3月19日に行われ、アフターマーケット業界団体代表6名が意見交換した。

 出席者は、藤野利浩(BSサミット事業協同組合 副理事長 朝日自動車株式会社代表取締役)、深澤 広司(リビルド工業会全国連合会会長 一般社団法人日本自動車用品・部品アフターマーケット振興会 専務理事)、井上貴之(一般社団法人日本自動車購入協会代表理事 株式会社カーセブンディベロプメント代表取締役社長)、井上康一(全日本ロータス同友会経営研究室室長 株式会社くるま生活代表取締役社長)、中村秀隆(アフターマーケットサプライヤー活性化委員会代表幹事 中村オートパーツ株式会社)、小林 喜夫巳(一般社団法人自動車用品小売業協会会長 株式会社オートバックスセブン代表取締役)の各氏。

 ① 自動運転車両への対応

井上「現状中古車流通業者はAAなどで仕入れた車両をそのまま販売しています。今後ABSなどが正常に動くかどうかをチェックして販売することが求められる。そのための設備投資が必要になります」

深澤「中古部品が多岐にわたっています。リビルトパーツ、中古パーツのほかに、内部の構成部品をグレードアップしたアップサイクルパーツ、嗜好性が高い旧車のヘリテージパーツ、ジェネリックパーツも出てきています」

 ② ますます進む多様化

 井上「2年間で店舗譲渡を含まない新車ディーラーの統廃合が49社、うちトヨタ系が24社。今後ディーラー経営が成り立っていけるかを疑問視している経営者もいます」

 井上「ホンダディラーで、すべてのメーカーを扱う『サブスク』をやっているカーセブン加盟店もあります。個人からも法人からの申し込みもあるそうです」

 深澤「楽天の中古パーツ販売『e-cleマート』はBtoCが90%を占めています。高額な多数量が業界外に出ている、品質、保証に不透明感があるという問題があります」

 ③ DX

井上「ワンストップサービスは新車登録でも4割未満。中古車ではほとんど利用されていないのが現状です。来年はIT投資への優遇税制が実施されると予測しています」

深澤「仕入れ先が販売先になるという相互流通を見据えて、志を共にするところと手をたずさえていくことが大切になります」。

中古車Rパーツ

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