全国の医療施設向けにキャンピングカーを無償提供「バンシェルター」始動 カーステイ
川崎市立井田病院へ貸与
レジャー用途に加え、東日本大震災や熊本地震の際に被災地での復興支援にも活躍したキャンピングカー。車中泊スペースとキャンピングカーを含む車中泊仕様の車のシェアサービスなど「バンライフ」のプラットフォーム事業を展開するCarstay(カーステイ、宮下晃樹社長)は、キャンピングカーやキャンピングトレーラーなどを無償で貸し出すプロジェクト「バンシェルター」を開始する。医療機関の駐車場スペースにキャンピングカーなどを配置することで、病床、待合室、診察、医者・看護師など医療関係者の休憩施設などとして役立てることが可能になる。
「バンシェルター」は、車での「旅ライフスタイル」を提案する株式会社Car Life Japan(野瀬勇一郎社長)と共同運営するプロジェクト。キャンピングカーや、自動車で牽引可能なトレーラーなどの事業者と連携し、全国の医療機関向けに合計100台以上の車両提供をめざす。
この「バンシェルター」プロジェクトで、医療施設は、キャンピングカーやトレーラーなどを無償で約1カ月間2台から借りることができ、期間終了後は、4月15日から開始したキャンピングカーや車中泊仕様の車に特化したカーシェアサービス「バンシェア」を介して有償で継続利用が可能。利用終了後の車両の消毒は医療機関で行う。
4月10日より、川崎市立井田病院(中島洋介院長)にキャンピングカーおよびトレーラーを無償で貸し出しを開始。その他医療機関からも約10件の問い合わせを受けている。現在、導入先となる医療機関を募集しており、今後は関東から順次全国へと拡大していく。
また、Carstay はこのプロジェクトの助成支援を全国各地から募るために、全国の車旅、アウトドア、キャンピングカーなどの関係者や賛同者から合計 1000 万円の協力資金の調達を目指し、クラウドファンディングを CAMPFIRE にて開始した。
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