【モーターショー】ハスラー コンセプトをWP スズキ

                           WPされた2代目ハスラー

 来年2020年に創立100周年の節目を迎える#スズキ(鈴木俊宏社長)は「WAKU WAKU SWITCH for EVERYONE つくろう、あなたのワクワクで、みんなのワクワクを。」を出展テーマに、4輪車19台(うちWP7台)、2輪車8台(WP2台)を出品した。

 一番の注目は、参考出品車としてWPされた軽クロスオーバーワゴン「#ハスラー コンセプト」。

2013年12月に登場した初代ハスラーは、ともすれば実用性オンリーに見られがちなスズキの軽自動車の殻を打ち破る「遊べる軽」をコンセプトに、手ごろな価格でのSUV車らしからぬポップ感やファッション性がウケて大ヒット。ピーク時には月販1万台超え、納車待ち1年という状態だった。発売6年目のモデル末期を迎えた現在でも、月販5000台前後をキープしている。

 「モーターショー」でお披露目された新型モデルはどうなったか。

「見た目はほとんど変わらず、中身はレベルアップ」というのが第一印象。ホンダN-BOX同様に、ヒット作の2代目という定石に倣ったFMCといえる。

新型モデルは「このクルマがあればもっと遊べる」、「このクルマと一緒なら毎日がもっとワクワクする」を提案した。

ボディサイズは全長3395㎜×全幅1475㎜×全高1680mm。ホイールベースは2460mm。初代モデルと比べると、全長と全幅は同じ、全高が30mm高く、ホイールベースは35mm伸ばされた。

 ハスラーのアイコンとなっている丸目ヘッドライトは、2代目も健在。よ~く見ると、初代モデルよりも立っていて、丸目のサイドの四角い部分もより大きく、角度も下向きから横向きになっている。

エクステリアで、最も違うのはボディサイド。前後のサイドウインドウが四角くなり、リアクオーターウインドウが追加されて、「タフで力強い」角張ったデザインになった。リア回りも、バンパーや灯火類のデザインが変わった。

 インテリアも、ボディ同色のポップなインパネから、オレンジ色のフレームを3つ配置することで「タフで力強い」インテリアデザインに変更された。また「これまで以上に遊びの幅が拡がる」ユーティリティを追求。大きくて使いやすい多彩な収納スペース、荷室側からスライド可能なリアシートと防汚性の高いラウンジスペースを確保した。

「中身はレベルアップ」の1点目は、パワートレイン。エンジンは初代のガソリンNAとターボの2種類から、マイルドHVが全車標準装備になり、新開発の直3吸排気VVTマイルドHVと直3ターボ吸気VVTマイルドHVに。駆動方式は4WD。

 レベルアップした中身の2点目は、安全対策強化。

 衝突被害軽減ブレーキ「デュアルカメラブレーキサポート」の夜間歩行者検知をはじめ、後退時ブレーキサポートを搭載し、スズキの予防安全技術「スズキセーフティサポート」の機能を充実。ターボ車には、全車速での追従機能を備えた「アダブティブクルーズコントロール」「車線逸脱抑制機能」を採用する。限られた予算の範囲内で、現状盛り込める安全装備は惜しみなく付けたという感じだ。

 「モーターショー」で参考出品車としてWPされた「ハスラー コンセプト」だが、「市販に向けて準備中」(鈴木俊宏社長)ということだ。


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