コンプライアンス対策室を新設 スローガンは「前進」第5回JARAグループ総会開催

 国内最多の178社が加盟する自動車リサイクル部品流通ネットワーク(株)JARA(日本自動車リサイクラーズ・アライアンス)(北島宗尚社長)およびJARAグループ(土門志吉会長)が、(株)JARA第16期定時株主総会ならびに第5回JARAグループ総会を、3月8日に浅草ビューホテルで開催した。  

 JARAグループ総会は恒例の三大信条唱和に続いて議事に入り、①平成30年度活動報告 ②平成30年度決算報告 ③役員改選 ④平成31年度活動計画(案) ⑤平成31年度予算(案) ⑥規定改廃の6つの議案が審議され、すべて原案通りに承認された。

 このうち、今年度の活動における基本方針として、①「部品流通金額の拡大」、②「グループ会員個社の全体売上げ10%向上」、③「グループ会員の増強」の3点を掲げた。スローガンは「前進」

 なかでも、グループの骨子である「部品流通金額の拡大」を最重要課題に位置づけ、今後とも世代を超えて受け継ぐべき最重要理念とした。

 昨年度に立ち上げた各委員会を今年度も引き続き継続し、学びの集団であることを念頭に教育部が先頭となり各研修に力を入れる。そして、具体的数値目標として「グループ会員個社の全体売上げ10%向上」を掲げた。

 JARAグループメンバーは「あなたの倉庫はわたしの倉庫」という意識を共有化しているが、会員が相互に切磋琢磨するとともに「グループ会員の増強」を掲げ、新たな会員を迎え入れ部品流通金額の底上げをめざす。

 トピックスとして、コンプライアンス対策室(鈴木学室長)を新設する。

 事業内容は、①各種法令が変更または更新の情報収集 ②各種法令が変更または更新された際の会員への情報提供 ③自動車再資源化協力機構や日本ELVリサイクル機構との連携 ④法令違反などが報告された際の現地調査および指導 ⑤法令遵守に基づく講習会や研修会などの開催 ⑥交通安全に関するさまざまな法令順守への取り組み。

 また、新規入会企業としてエルバ北海道、マテック、青南商事、ユーパーツの4社、復会したカーリユース、三木興業カーツ四国の2社が、登壇し紹介された。会員数178社で業界No1に立ったJARAグループだが、業界のビッグプレーヤーを新たな仲間に加えたことで、グループ内流通金額の拡大が期待される。

 総会後の懇親会では、2007年から続けている社会貢献活動、ペットボトルキャップの収集や回収を通じて発展途上国の子どもの命を守るためのワクチンを支援する「世界の子どもにワクチンを日本委員会(JCV)」への寄付金の贈呈式が行われた。地元の浅草振袖ガールズ、シンガーソングライター・平村優子さんのアトラクションも披露され、宴席を盛り上げた。


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