ロータリー除雪車に追従する標識車の積雪路面上での走行試験を実施 NEXCO東日本

標識車(試験車両)

ロータリー除雪車

 NEXCO東日本(由木文彦社長)が雪氷対策技術として「CEATEC 2024」で展示した準天頂衛星システム「みちびき」からの㎝級測位補強情報とあらかじめ作成された高精度地図を組み合わせ、正確な自車位置を把握してモニター表示。自動運転機能付きロータリー除雪車へ指令を発するシステム。

 このシステムと協調し、ロータリー除雪車に追従する標識車の自動走行を開発中で、積雪路面上での走行試験を今冬期シーズンに実施する。

 2021年7月からいすゞ自動車からの呼びかけで共同研究を開始。2024年9月に道央道・岩見沢IC~三笠IC間 本線車線規制内で走行実験を実施している。

 低速走行するロータリー除雪車と標識車との車間間隔は常に一定ではなく、カーブや道路の線形や構造に応じて適時変化させる必要がある。衛星測位システムと車車間通信により双方の位置情報の共有や車間距離の指定を行うことで、車間間隔を変化させ、自動運転の安全性を確保する。

 作業の省力化、効率化により、現在の2名乗車を1名乗車にすることをめざす。

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