リサイクル部品・素材平均総売上4億5029万3388円で昨年の86.0% 「第10回リ協会員社市場規模アンケート調査」
業界最大規模の12団体が加盟する自動車補修用のリユース部品、リビルド部品の流通に関わる全国の業界団体による連合組織、一般社団法人 日本自動車リサイクル部品協議会(リ協、JAPRA、佐藤幸雄代表理事)が「第10回・会員社市場規模アンケート調査」の結果を、7月18日に発表した。
調査対象期間は、令和5年1月1日から12月31日。調査会社数423社(昨年412社)のうち、回答数242社(235社)、回答率57.2%(57.0%)。回答率は昨年を上回った。
242社を合算したリサイクル部品(リユース・リビルト部品)売上は国内590億9600万円(635億8000万円)、輸出203億4800万円(190億8500万円)の総売上高は794億7100万円(850億4100万円)で、1社当たり3億2839万円(3億6187万円)となり昨年の90.8%。
スクラップなど部品素材売上は339億6700万円(379億9064万4000円)で、1社当たり1億4035万9500円(1億6166万2000円)となり昨年の86.8%。
リサイクル部品と部品素材の合計した部品・素材総売上は1089憶7100万円(1230億3088万円)で、1社当たり4億5029万3388円(5億2353万6000円)となり昨年の86.0%。
うちわけは、1億円未満28%、1億円以上2億円未満15%、2億円以上3億円未満13%で、3億円以上4億円未満が8%。4億円以上5億円未満7%、5億円以上10億円未満17%、10億円以上12%。
使用済自動車入庫台数は81万9000台(79万8000台)で、1社当たり3384.3台(3395.7台)。昨年平均値の99.7%減となった。
使用済車に支払ったリサイクル料金は49億4000万円(57億5200万円)で、1社当たり2041万3223円(1893万6000円)。昨年平均値より107.8%増えた。
リサイクル業界が長年抱える経営課題のひとつ、使用済車両の確保がさらに深刻になっている様子がうかがえる。
インターネット(Yahoo)売上金額は60億6300万円(57億5200万円)で、1社当たり2488万8430円。国内リサイクル部品売上の10.3%を占める。
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