群馬県太田市へ本社移転　日本ミシュランタイヤ

　日本ミシュランタイヤ（須藤元社長）が東京と群馬の主要部門を統合し、東京都新宿区から事業開始の地である群馬県太田市に本社を移転。8月1日までに移転登記を完了した。なお、愛知県名古屋市のオフィスに変更はない。

　群馬県にはもともと250名の従業員が在籍していたが、今回の本社移転に伴い、須藤元社長を含めて100名が移転する。

　須藤元社長は「本日晴れて、移転が完了し、8 月1 日付で登記が完了したことをご報告いたします。私たちは群馬からワクワクする価値創造を実現するべく、一歩ずつ歩みを進めてまいりました。本日ご列席いただきました、山本知事、山本市長、清水市長、石崎学長、GAM 代表理事の鈴木社長をはじめ、群馬県内の多くの皆様とタッグを組んで、共に成長していく期待でいっぱいです。

　すでに取り組みを始めている事業をいくつかご紹介します。群馬県・群馬大学・企業の連携により、この群馬の地から物流業界の 2024 年問題を解決すべく『持続可能な運輸業界の実現に向けたぐんまの運輸デジタルイノベーション』プロジェクトをスタートしました。群馬積層造形プラットフォーム、通称 GAM では、県内の製造業の皆様と共にデジタルモノづくりに有意性ある製品作りを始めています。群馬大学とはインターンの受け入れや出張授業を通じた人材交流を行っています。県や市の皆様とはボランティア活動や人材育成事業を行う活動を始めました。すべては、群馬移転を見据えて成しえた私たちの価値創造だと、改めて共に活動してくださる皆様に感謝いたします」と、本社移転完了報告および今後の取り組みに関して説明した。