【試乗記】乗りやすさ、使いやすさ、カッコ良さのイイところ取り プジョー408

プジョー408

 セダン・ステーションワゴン・SUVの特性を合わせ持つファストバックモデル、新型プジョー408GTのガソリン車に試乗した。

 乗り込んだ第一印象はドライビングポジションが合わせやすいクルマ。ひと昔前のフランス車では普通(・・?だった左ハンドル車を右ハンドル車にオフセットしたことによるブレーキおよびアクセルペダルの不自然な配置が解消されていた。また、身長165cmでアップライトに着座する記者だと、ハンドルのチルト域がちょうど良い。メインターゲットに想定する女性にも遡及できる部分だろう。

 インテリアはブラック基調で、むしろシックでドイツ車に近い印象。10インチタッチスクリーンはじめ高めのセンターコンソールがドライバーを取り囲むコックピット型レイアウトを採用。小径ステアリングも合わせて、走る気にさせる。

 エクステリアデザインは、センターに配した大型のライオンエンブレムを中心に薄型LEDヘッドランプやLEDデイタイムランニングライトなど押し出しの強いフロントフェイス。サイドビューはルーフラインからリアにかけた流線形やプレスラインで、カッコ良さを追求する。

 試乗車に搭載されたパワートレインは、1.2L3気筒ターボエンジン。スペック的には特筆するところはないが、日常使いの市街地走行には十分に対応できるだろう。 

 高速走行では乗り味が一転。8段ATの細かな加速により、元気に走ってくれる。

 運転支援機能には、前方車両との距離と速度を検知しつつアクセルとブレーキをサポートするアクティブクルーズコントロール、レーンポジショニングアシストを装備。駐停車や狭い路地走行時に助かる360度ビジョンを装着される。

 ラゲッジルームは後席を倒すと最大1611Lの荷室容量を確保。ハッチゲートの開放口も広く凹凸も少ないので、使い勝手は良さそうだ。

 乗りやすさ、使いやすさ、カッコ良さを一台で叶えたいという方には、プジョー408はベストチョイスと言えるだろう。

 ファストバックとセダンを融合 

 Stellantisジャパン(打越晋社長)が新型プジョー408の発表会を6月20日に東京国際フォーラムで開催。7月1日から販売開始する。

 新型プジョー 408 はプジョ ーブランド初となるファストバックとセダンを融合したクロスオーバーモデル。セダン・ステーションワゴン・SUVの特性を持ち、セグメントやカテゴリーを越え、唯一無二の個性を放つ。これまで “40X” のモデル名は伝統的なセダンを意味してきたが、機能性と高いデザイン性を両立させたユニークなニューモデルに仕上げた。

 メーカー希望小売価格(消費税含む)429万円から。ハイブリッド車は629万円。初回限定の特別仕様車「First Edition(ファースト・エディション)」669万円も合わせて発売。

 ターゲットユーザーの女性を意識して、俳優でダンサーの森山未來さんをPEUGEOT408アンバサダーに起用した。

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