社会のデジタルトランスフォーメーションを加速 小島啓二JEITA新会長が就任

 組織発足から75周年を迎える一般社団法人電子情報技術産業協会(JEITA)は、6月1日に開催した「第13回定時社員総会」で、時田隆仁(富士通社長 CEO)が一年間の任期満了で会長を退任し、小島啓二(日立製作所代表執行役執行役社長兼CEO)が新たにJEITA会長に就任した。

 小島会長は京都大学大学院(理学研究科)修了後 、1982年日立製作所に入社、中央研究所長、日立研究所長を経て、2021年取締役代表執行役執行役社長兼 COO、2022年から取締役代表執行役執行役社長兼CEOを務めている。

 「2023 年度の取り組みとして、大きな社会変化、そして急速なテクノロジーの進化により大きな転換点に直面している今、JEITA はデジタル産業を代表する業界団体として、社会からの期待に応え、責務を果たしていかなければならない。JEITA として注力し、目指すところを 3 つお伝えさせていただく。

 ①テクノロジーの進化と社会との調和に貢献 社会全体のデジタル化が過去に例のない勢いで進展し、生成 AI をはじめとするテクノロジーが、企業活動のみならず、日々の暮らしにも浸透してきた。デジタル化を社会全体の利益とし、その恩恵を誰もが享受できることが望まれる。生産性向上、働き方改革といった身近な課題から、カーボンニュートラルのような地球規模の課題に至るまで、「社会課題解決のカギはすべてデジタルにある」といっても過言ではない。テクノロジーの進化をキャッチアップし、継続的なデジタル化投資が行われるよう、事業環境の整備を推進する。

 ② デジタルによる課題解決をさらに推し進め、社会に貢献 社会のデジタルトランスフォーメーションを前進させるため、会員をはじめとする幅広い産業の企業と密に連携しながら、制度や規制などの事業環境整備を、国内外の関係機関へ働きかけていく。

 ③次世代の担い手育成に貢献 デジタルトランスフォーメーション、グリーントランスフォーメーションの基盤を支える人材は、デジタル技術を提供する企業のみならず、デジタル技術を利用する企業や政府機関などにおいても不可欠。意欲ある人が、デジタルの素養や知識を、学び直しも含めて広く習得することができるよう、会員企業と協力して、多様な機会を提供していく。

 JEITA は幅広い産業の会員企業と連携し、政府をはじめとする関係各所とも密に連携しながら、課題解決や競争力強化、新たな市場創出に取り組み、Society 5.0 の実現につなげていく。社会のデジタルトランスフォーメーションをより加速させていくことこそが、未来社会への貢献であるとし、『デジタル産業の業界団体』として、社会の期待に応え、責務を果たしていきたい」と小島会長は就任の挨拶を述べた。

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