「サステナブルであることが必要」NEXCO東日本創立記念行事

 NEXCO東日本(由木文彦社長)が、平成17年10月1日の創立いらい創立17周年を迎え、3年ぶりに社員が参加する対面型での創立記念行事を開催した。

 由木文彦社長は、今後の事業の取り組み・抱負を役員・社員に向けて挨拶した。

 「10月1日に当社は創立17周年を迎えました。創立記念日は、年に一度、これまでの歩みを振り返り、これまで私達を支えていただいた方々に感謝するとともに、将来に向けて気持ちを新たにする、大変良い機会です。

 私達は、使命として安全・安心・快適・便利な高速道路サービスを提供しています。これを今後も着実に担い続けていくためには、企業グループとして、環境の変化に柔軟に対応し、未来志向で事業を遂行し続けること、すなわちサステイナブルであるということが必要です。

 そのため、18年目以降を見据え、今後とも次の3つのことを実行して参りたいと思います。

 第一は、「しっかりと仕事をすることで、社会からの信頼に応える」ということです。

 今年も地震や豪雨による災害に際し、被害の防止や早期復旧に尽力していただきました。ますます多発化し、激甚化する自然災害への対策を適切に講じ、交通の安全確保に努めることが必要です。

 また、東京外環道の陥没事故、関越道の降雪に伴う車両滞留をはじめ、他社の事例も含めて、しっかりと検証し、二度とこうしたことが起きることのないよう、緊張感をもって日々の業務を遂行していかなければなりません。

 ミッシングリンクや渋滞の解消、スマートインター、4車線化など、増大する業務について、安全を第一に、円滑に進めて参るとともに、お客様に愛されるSA・PA 作りを進めるなど、地域とも連携しながら、私達の使命をしっかりと果たすことで、社会から寄せられる期待に応えて参ります。

 これから本格化する更新・リニューアル工事については、その意義と重要性について、広く関係の皆様の理解を得る取り組みを、重点的に進めていく必要があります。

 リニューアル工事は、各地で展開していくにつれ、どうしても通行の規制など、利用される方や地域の皆様にご不便をおかけすることが多くなります。高速道路は「建設して、それを償還すれば終わり」ではなく「将来も重要な社会基盤として使い続ける」ことが重要であり、そのために「必要な財源を確保して、更新・リニューアルしていく必要がある」ことについて、私達は、高速道路の担い手として、幅広い皆様の理解を得て参りたいと思います。

 第二は、「新たな社会の課題や時代の要請に応え、新しい価値の創造にチャレンジする」ということです。

 自動運転・EV など自動車に関わる新技術、SDGs はもちろんのこと、脱炭素・再生エネルギーなど気候変動対策、ICT やビッグデータ・デジタルトランスフォーメーションを始めとする情報化、ロボティクスなど、私達がチャレンジすべき課題は数多くあります。

 引き続き、自動運転などに関わる技術開発を進めるほか、新技術を活用した情報化ツールとして、SMH の実装を進めて参りたいと思います。

 また特に、地球温暖化対策については、自社だけではなく、私達が行っている事業全般について、上流から下流まで広く射程を広げてCO2の排出を削減することにより、脱炭素経営に向けた取り組みを、一層進めて行く必要があります。

 同時に、新たなチャレンジの際には、異業種との連携や、スタートアップ企業との協業などにより、社外の知見や力もできるだけ活用して参りたいと思います。

 第三は、「今申し上げた二つの取り組みを進める企業グループとして、ふさわしい組織と文化を育む」ということです。

 一人一人が意識を高めることで周りにも良い影響が及び、それによって組織の風土が変わることで、それが巡って一人一人の向上につながる、というような、正しい循環を、組織としてかたち作ることが重要です。

 そのため、それぞれがコンプライアンスなどの意識を高めることと合わせ、風通しがよく、働きやすく、働き甲斐のある職場環境を実現して参ります。

 特に、組織を支える人材を確保するため、ダイバーシティ&インクルージョンに向けた女性の登用を始め、人材への投資を積極的に進めて行く必要があります。その際には、シニア層の知識・経験を組織で活用すること、社内外の知見やノウハウを活用して、教育・研修を進めることなど、人材の育成に向けたしっかりとした方針の下で、戦略的な取り組みを進めて参りたいと思います」。

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