過去最大390億円を設備投資 横浜市都筑区に新研究開発拠点と新本社を2024年9月竣工 ボッシュ

 ボッシュ(クラウス・メーダー社長)が横浜市都筑区内に2024年9月に竣工予定の「新研究開発拠点ならびに都筑区民文化センター(仮称)建設プロジェクトに関する記者会見」を、2 月 24 日にオンライン形式にて開催した。

 ボッシュが新たな研究開発拠点の設備投資額は、1911年日本進出以来最大となる約390億円(約3億ユーロ)。「横浜市都筑区における区民文化センター等整備予定地活用事業者選定委員会」による審査・選定を経て、グローバルにおいてもボッシュ・グループ初となる公民連携プロジェクトとなる。

 2024年度9月竣工予定で、東京都渋谷区の本社も新社屋に移転。現在東京横浜エリアに点在する8拠点を集約し、モビリティ事業以外の、産業機器、消費財、エネルギー・ビルディングテクノロジー事業セクター傘下の事業部ならびにグループ企業も同施設に移転。従業員2000名を集約し、研究開発拠点との対面コミュニケーションを図る。

 新社屋は、1990年に開設した横浜市都筑区の既存の研究開発施設から約2キロメートル、センター北駅から徒歩約5分の場所に位置。ボッシュ・グループのアジア太平洋地域拠点初となる定置用燃料電池システム(SOFC)の導入。実験室や事務所、創造性を向上するためのコラボレーションエリア、ワークショップエリアを含む、地上7階、地下2階、延べ床面積5万3千平方メートルの施設となる。

 新社屋の1階には、一般のお客様向けのカフェ「café 1886 at Bosch」と、最新のボッシュの製品やサービス、情報、そしてコンセプトを伝えるショールームを併設し、ボッシュの歴史や、現在、そして未来に向けた取り組みを紹介する。

 また、ボッシュの新社屋と区民文化センターの間には全天候型の広場を設け、毎年12月に開催されている都筑区恒例のドイツクリスマスマーケットなどの地域イベントの開催を可能とする。そのほか、区民文化センターの来訪者だけでなく、一般の方々も楽しむことのできるようなイベントなども、年間を通じて展開していく予定だ。

 なお、既存の研究開発施設では、引き続きパワートレイン関連の研究開発と、二輪車およびパワースポーツ事業のグローバル本部としての機能を継続。また、パワートレイン関連の研究開発は、埼玉県東松山市にある既存の開発拠点でも継続する。

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