損保業界初 SBI損保、JATTO、DRPネットワークが「先進安全自動車の電子制御装置整備ネットワーク」構築
保有契約者数115万件のSBI損害保険(五十嵐 正明社長)、整備工場など116社が加盟する一般財団法人 日本技能研修機構(JATTO・石川明男会長)、板金塗装会社470社が加盟するDRPネットワーク(岡本貞雄会長)の3社が、先進安全自動車の修理において今後必須とされる電子制御装置整備に対応するため、先進安全自動車の電子制御装置整備(エーミング)に関する業務提携を締結。9月16日スタートで「先進安全自動車の電子制御装置整備ネットワーク」を構築する。
SBIとDRPは2008年1月16日に業務提携を結んでおり、そこにJATTOが加わった。
提携の背景には、2020年4月1日の「改正道路運送車両法」施行に伴い、2020年特定整備(電子制御装置整備)制度がスタート。特定整備の中のエーミング要件が制定されたことがある。4年の経過措置の間に、整備工場はエーミングが可能な体制を整備することが求められることになった。さらに、今年末には、自動ブレーキの義務化も加わる。
本ネットワークは、今後の自動運転社会を支えるモデルとなるもので、損害保険業界では初の取り組み。SBIは事故受け付け、初期対応、修理手配、保険金支払いを、JATTOは高度なエーミングを、DRPは高度な修理・整備をそれぞれ受け持つ。
これにより、すべてのクルマに適正なエーミングを提供する態勢をいち早く整え、すべてのユーザーに安心を提供することを目的とする。
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