JATTO未加入の一般整備事業者も閲覧可能「会員フォーラム」が完成・始動
「会員フォーラム」の操作の流れ
昨年2020年4月1日の「改正道路運送車両法」施行に伴い、2020年特定整備(電子制御装置整備)制度がスタート。特定整備の中のエーミングについて、技術、情報、整備を提供する目的で、2020年2月に設立されたのが、一般社団法人日本技能研修機構(JATTO、石下貴大代表理事 https://www.jatto.or.jp/)。
JATTO設立の目的は、①自動車関連事業者が安全な自動車社会構築に向け企業が共創し合い、未来の豊かな自動運転社会をつくり、②自動車に搭載された先進運転支援システムについて、幅広い技術・情報提供をおこない日本の自動車整備業界の技術発展と安全運転(自動運行)に寄与し、交通事故撲滅をめざす。
JATTOでは、会員・協賛会員および協賛提携工場約1万社およびJATTO未加入の自動車整備事業者も視聴できる電子制御装置整備を中心とした情報共有する「会員フォーラム」を完成・始動させる。自動車整備事業者が電子制御装置整備を閲覧できるシステムとしては日本初。https://www.aimingjapan.com/forum
「会員フォーラム」の特徴として
・誰でも閲覧が可能
・検索機能の拡充
・過去のエーミング未実施車の事例、対応策などの閲覧が可能(会員限定・一部開示)
・エーミング方法などの確認・視聴が可能
会員限定エーミング作業情報共有(一部一般開示もあり)「会員フォーラム」操作の流れは、上の図の通り。
→会員がエーミング作業時、作業が出来なく困った
→「エーミング情報共有シート」をJATTOにFAX
→JATTOにて内容を確認し対象協賛会員へ転送
→協賛会員(スキャンツールメーカーなど)は内容を確認して①会員➁JATTOへFAX送信
※現在は国産機器メーカー2社が対応(インターサポート・ツールプラネット) 順次拡大予定
→JATTOは「会員フォーラム」に掲載
→他会員は「会員フォーラム」検索して確認
※「会員フォーラム」の検索はJATTO会員のみ(アドレスにて自動分類)車種毎などのエーミング不具合対処法が掲載される
このフォーラムは日本中の自動車整備事業者全てが閲覧でき、電子制御装置整備に対する問題意識付与なども目的とする。なお、階層毎に閲覧範囲は自動分類される。
JATTOでは、特定整備施行に伴い、自社でエーミング(校正)を行わない・設備投資などの資金面の理由などで行えない自動車整備事業者支援策として会員拡大中だ。
現在までの会員数は、正式加入76拠点(稼働36拠点)申請受付48拠点の合計124社、協賛会員は24社。
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