NGP 「経済産業省 産業技術環境局長賞」「中小企業組織 活動懸賞レポート・本賞」W受賞
NGP日本自動車リサイクル事業協同組合(佐藤幸雄理事長 NGP)は、自動車リサイクル部品が環境にやさしいことの根拠を定量的に示すために、リサイクル部品の付加価値を高めて、利用するユーザーの環境貢献意識を向上させ、地球環境保護に貢献したいという思いから、2013年5月から「自動車リサイクル部品産学共同研究会」(NGP 技術顧問 藤田光伸座長)を立ち上げ、富山県立大学と明治大学との産学共同で「自動車リサイクル部品による環境負荷低減効果の研究」を続けている。
今回その研究レポートが、LCA日本フォーラム(山本良一会長)が主催する令和2年度「第17回LCA日本フォーラム表彰」において、「経済産業省 産業技術環境局長賞」、一般財団法人商工総合研究所(江崎格会長)が公募した「第24回中小企業組織 活動懸賞レポート」において、「本賞」をダブルで受賞した。
LCA(ライフサイクルアセスメント)とは、部品を生産する時に発生するCO2だけではなく、部品を作るための資源採掘から、原料生産、部品生産、使用、処理までライフサイクル(生涯)、アセスメント(評価)する手法のこと。「LCA日本フォーラム表彰」は、製品やサービスのライフサイクルから環境負荷削減に取り組む企業、組織、研究者を応援し、LCAライフサイクルアセスメントの普及を目的として2004年度に創設された表彰制度。
「中小企業組織活動懸賞レポート」は、一般財団法人商工総合研究所が実施している「中小企業に関する 優れた図書・論文等の表彰事業」の一環で、中小企業の組織活動に関する内容や成果をレポート形式で募集し表彰するもの。
「自動車リサイクル部品産学共同研究会」の研究は現在も継続しており、2021年2月までに77回の勉強会と、19回の工場調査を実施した。
2019年10月には、研究成果をもとに2030年のSDGs達成に向けて目標を掲げた。
研究とSDGsを紐付けた「NGP SDGsモデル」としてホームページやSDGsレポートで発信し、NGPのリサイクル部品が使用(販売)されることで削減されたCO2の量を毎月ホームページおよびNGPニュースで公開している。
また、研究成果をもとに、NGPのリサイクル部品が使用されることで削減されるCO2量に応じて、「瀬戸内オリーブ基金」(自動車リサイクル法制定の契機となった、不法投棄事件が起こった香川県豊島の環境保全・再生活動を行うNPO法人)に寄付を行い、NGPとしても豊島の環境保全・再生活動に取り組んでいる。
今後、産学共同研究については、SDGsの目標達成に寄与すべく、前述のように部品の調査対象をさらに増やし、NGPの販売する自動車リサイクル部品全てのCO2削減効果が算出できるように今後も継続していく。
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