「コーポレートガバナンス・オブ・ザ・イヤー 2020」大賞はキリンHD
(写真左から)ライオン掬川社長、TDK石黒社長、キリンHD磯崎社長、アドバンテスト吉田社長、テルモ三村会長
大賞 キリンHD
日本取締役協会(宮内義彦会長/オリックス シニア・チェアマン)は、政府による成長戦略のひとつとして改革が進められてきたコーポレートガバナンスを用いて、中長期的に健全な成長を遂げている企業を応援する企業表彰「コーポレートガバナンス・オブ・ザ・イヤー」の2020年度受賞企業を発表した。
宮内義彦会長は「コーポレートガバナンスで他企業の範となる企業を表彰する『コーポレートガバナンス・オブ・ザ・イヤー』も第6回を迎えますが、今年はコロナ渦もありオンラインでの中継となります。今年はコーポレートガバナンスコード改訂も予定されており、さらなる一歩となることを期待しています」と挨拶した。
「コーポレートガバナンス・オブ・ザ・イヤー2020」 受賞企業は以下の通り。
Grand Prize Company (大賞)
キリンホールディングス株式会社(2503)
Winner Company (入賞)
株式会社アドバンテスト(6857)、テルモ株式会社(4543)
特別賞・経済産業大臣賞
TDK株式会社 (6762)
特別賞・東京都知事賞
ライオン株式会社 (4912)
Grand Prize Companyに選出されたキリンホールディングス株式会社について、審査委員長 斉藤惇氏(日本野球機構会長・プロ野球組織コミッショナー、元日本取引所グループ社長)は「社長自らマイケル・ポーター教授に会い、彼の唱えるCSV、即ち積極的社会貢献を実践することによって企業の成長と財務的価値を拡大するというテーマに先頭に立って取り組んでいる。同社のコア技術である発酵バイオテクノロジーをベースとして、社会が求める価値を創造することによって社会に貢献するという企業目的を明確にし、その実践に当たって多様性に富んだスキルの高い外部人材を経営に招き、透明性の高いガバナンス体制を構築している」と述べた。
なお、表彰式および「コロナ後のコーポレートガバナンス~企業の稼ぐ力を高め、社会の期待に応える」をテーマにした20周年記念シンポジウムの模様は、1月18日15時からオンラインにて配信される。
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