「コーポレートガバナンス・オブ・ザ・イヤー2023」荏原製作所が大賞に選出

 日本取締役協会(冨山和彦会長)が、日本の成長戦略のひとつとして改革が進められているコーポレートガバナンスを用いて、中長期的に健全な成長を遂げている企業を応援することを目的とする企業表彰する「コーポレートガバナンス・オブ・ザ・イヤー2023年」を決定した。

 本年度の受賞企業は以下の通り。

 Grand Prize Company (大賞) 荏原製作所(6361)

 Winner Company (入賞)味の素(2802)、セイコーエプソン(6724)

 特別賞・経済産業大臣賞 マニー(7730)

 特別賞・東京都知事賞 積水ハウス株式会社(1928)

 Grand Prize Companyに選出された荏原製作所について、審査委員 伊藤邦雄氏(一橋大学名誉教授)は、「監督の機能不全を機に、すぐに「守り」のガバナンス改革に着手。早くから独立社外取締役を入れ、指名委員会等設置会社に移行。その後に「攻め」のガバナンスに重点を移動。ROIC経営を導入し、知財ROIC、生産ROICにも発展させている。

そのプロセスはまさに『Governance (to) Value』そのもの。経営もガバナンスも経営者の『ハンズオン』による実行力が成果を生んだ象徴的事例」と選考理由を述べた。

 表彰式は1月29日に帝国ホテル東京で行われた。

        浅見正男・在原製作所社長


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