四街道がパーツ輸出のハブに

  東京都心から電車で1時間。成田空港にも近い千葉県四街道周辺が、いま注目を集めている。

 周囲を鋼板で囲い、中で自動車部品の解体などを行うヤードの数が日本一多いのが千葉県で、県が把握しているヤード数が787ヵ所。そのうち、多くがこの四街道に密集しているのだ。登録業者が800社。うち半数の400社が自動車解体業の許可を得ている業者だ。現在ヤードの許可が下りるまでは1年間待たねばならず、ウェイティング組が指折り数えているという。

   使用済み自動車の解体業者、一般社団法人・日本ELVリサイクル機構(jaera)酒井康雄代表理事(京葉自動車工業社長)が「四街道はパーツ輸出のハブになる可能性を秘めている」と語るホットスポットなのだ。

  とはいえ、県への届出ヤード運営者の9割以上が外国籍。「1年で運営者がガラリと替わってしまうこともめずらしくない」(関係者)エリアだけに、高い鋼板で仕切られたヤードの向こう側でナニが行われているのか謎めいた部分も多いのが現状だ。千葉県では2016年4月に「ヤード適正化条例」を国内で初めて施行し、実態把握と不法行為の抑止に努めている。

   こうしたなか、jaera未来部会では四街道周辺のヤード見学会を実施した。四街道~勝田台を結ぶ国道155号を中心に、タイへのトラック部品販売を得意とするP.P貿易、ドバイへの輸出を行うジャントレーディング、台湾の古株業者で従業員20名で売上高45億円を上げる茂華(もか)、一区画約500坪33区画のヤード貸しのLEONコーポ レーション、山口県に本社を構えるシーパーツ千葉営業所に足を踏み入れ、ヤードの実態を確かめた。 

   このエリアの業者は土・日にトレード(商売)、平日を休みに充てているパターンが多いという。設備的には手作業での解体がメインで、国内での資源循環に堪えうるリユース部品が供給できるかどうかは、個社によって差があるという印象だ。

 「今回見学したのは幹線道路に面するか1本入ったあたりに構えるヤードで、新参業者はさらに奥の舗装道路もない所で営業している業者も多い」と事情通が話すエリアだけに、ヤードの奥と将来性は図り切れない。

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