「第8回 ETAS車載制御・組み込みシステム開発シンポジウム2022」3年ぶり開催

ThomasThomas Irawan ETAS GmbH社長

基調講演「ソフトウェアファーストに向けたクルマづくりの変化」

 車載用ベーシックソフトウェア、ミドルウェア、およびソフトウェアデファインドビークル(SDV)向けの開発ツールを提供するETAS(横山崇幸社長)が、車載組み込みシステム開発に関するトレンド、手法、最新技術などについて情報交換を促すためのフォーラム「ETAS車載制御・組み込みシステム開発シンポジウム(ETAS Symposium)2022」を、11月18日にリアルとオンラインのハイブリットで3年ぶりに開催。フォーラムは今回が8回目。

 フォーラムは「変革するモビリティ社会における展望と課題」と題し、ソフトウェアデファインドビークル開発に向けた取り組み、産業構造の変化や規制への対応といった幅広いテーマを取り上げ、未来のクルマを実現する技術やアイデアを、事例を交えて紹介した。

 基調講演「ソフトウェアファーストに向けたクルマづくりの変化」谷口覚(トヨタ 制御電子プラットフォーム開発部部長)が、ソフトウェアファーストに向けたクルマづくりの変化を紹介した。

 基調講演「日本の自動車産業の競争力強化を目指すMBD(Model based Development)の意義」人見光夫(モデルベース開発推進センター<JAMBE>ステアリングコミッティ委員長、マツダ シニアフェローイノベーション)が、協調領域の拡大を図るべく内燃機関協同組合(AICE)などの発足に続きモデルベース開発(MBD)を業界全体で推進しようという動きが出てきた。新規参入者なども相次ぐ自動車業界においてMBD の必要性と今後生き抜くために何が必要か私見を述べた。

 技術講演は以下の5本。

『ブランドエッセンス「走る歓び」をエンジンベンチで実現する~EtherCATを用いた適合変数書き換え手法の紹介~』鈴木喬(マツダ 統合制御システム開発本部 車両モデル技術開発領域 MBD先行技術開発Gr)、

『AURIX™ TC4xファミリー - リアルタイム セーフティ&セキュリティのパフォーマンス リーダーの登場』山本拓史(インフィニオン テクノロジーズ ジャパン オートモーティブ事業本部 ヴィークルモーション セグメント シニアマネージャー)、

『What’s Slowing You Down? Using Kernel Event Tracing to Uncover Performance Issues』

山中亘(BlackBerry Japan QNX Japan Sales Field Application Engineer)、

『HSM technology: High-performance security software for your ECU』Rohan Pandit(ETAS GmbH CycurHSM 製品責任者、

『ASCMO活用によるパワートレインシステム開発の効率化』中野健志( トヨタ自動車株式会社 TCパワトレ性能開発部 第2パワトレ開発室 グループ長)。

EATS「SDV開発支援ツールチェーン」

中古車Rパーツ

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