大雪予測時は高速と一般道両方通行止めも「高速道路の雪氷対策の取り組みin2021」

NEXCO東日本提供

 2018年1月の首都圏の大雪、2月の北陸豪雪、関越道で2000台を超える滞留車両が出た昨年の北陸や新潟の豪雪事象のように、記録的な大雪が甚大な被害をもたらしている。

 こうしたなか、高速道路会社各社の雪氷対策の取り組みを紹介する運送事業者対象のオンラインセミナー「高速道路の雪氷対策の取り組みin2021」が、12月7日に開催された。開催は昨年に引き続き、2回目。

 講演内容は以下の通り。

「大雪時の道路交通確保に対する考え方

「東日本高速道路における雪氷対策の取り組み」NEXCO東日本管理事業本部 防災・危機管理チームリーダー 矢崎敏之氏

「首都高速道路における雪氷対策の取り組み」首都高速道路株式会社 保全・交通部 防災・交通管理室 交通管理課 担当課長 長迫政幸氏

「中日本高速道路における雪氷対策の取り組み」

NEXCO中日本保全企画本部 危機管理・防災課 課長 秋山彰氏

「​​西日本高速道路における雪氷対策の取り組み」

NEXCO西日本保全サービス事業本部 保全サービス事業部 危機管理防災課 課長代理 橋本啓氏

「今冬の気象傾向と高速道路影響情報サイトの紹介」

ウェザーニューズ 陸上気象事業部 道路気象チーム 若林美咲さん。   

 昨シーズン、令和2年度に民営化以降最高となる232億円の雪氷対策費を計上したNEXCO東日本の矢崎氏は「4つの高速道路事業会社では、今年度から大雪時の道路交通確保に関する基本的考えを変更しました。できるだけ通行止めにしないという道路ネットワーとクの機能を守る方針から、幹線道路上でも滞留を防ぐという人命最優先に改めます。大雪予測時には、高速道路も一般道も両方とも通行止めになりますので、運送事業者の方々のご協力をお願いします」と述べた。

 共通の取り組みとしては以下の3点。①大雪予測時の出控え、広域迂回時の広報の強化(大雪予測3日前からの事業会社共同の広報)②大規模な車両滞留を発生させないための対策強化 ③関係機関と連携した速やかな乗員の救助

 気になる今冬の気象傾向については「冬らしい寒さの日が多い。平年気温より西日本は低く、東日本は高い。西日本は1月下旬から2月上旬の大雪に注意」と、ウェザーニューズ・若林さんは注意を促した。

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