ボッシュ eモビリティの2021年売上高10億ユーロ超 運転支援分野は40%成長

 ボッシュが、母国ドイツ・ミュンヘンで開催中の「IAA MOBILITY2021」(9月7~12日)に出展中。「IAA MOBILITY2021」は従来の「国際モーターショー(通称フランクフルトモーターショー)」をリニューアルし、会場もミュンヘンへ変更した。

 ブースではモビリティをパーソナライズ化、自動化、ネットワーク化、電動化するためのソリューションを紹介した。

 プレスカンファレンスで、フォルクマル・デナー・ロバート・ボッシュGmbH取締役会会長は「eモビリティはボッシュのコア事業となり、CO₂フリーモビリティが成長分野として挙げられます。私たちは課題を機会に変えるという、ボッシュのやり方を貫いています」とスピーチした。

 ボッシュはeモビリティにおいて市場の2倍の速さで成長しており、今年の売上高は、10億ユーロ超となる見通し。この事業の勢いは止まらず、2025年には売上高が5倍に成長する見込みという。

 これらの成長分野には自動運転も含まれる。運転支援はあらゆるレベルの自動運転の基礎となるが、マーケットリーダーであるボッシュは、この分野においても市場より急速に成長しており、運転支援の成長率は40%に及ぶ。ボッシュは、eモビリティと自動運転分野における健全なポジションにより、コロナ禍、半導体不足、そしてモビリティを取り巻く環境の激変が際立つ市場環境の中でその地位を維持している。モビリティ ソリューションズ事業セクターの今年の売上高は、10%増となる見通し。

 「ボッシュはテクノロジーリーダーであり、これは事業の成功を意味します」と、デナー会長は述べた。

 また、シュテファン・ハルトゥング・モビリティ ソリューションズ事業セクター統括部門長は「私たちは、世界中で高まる電気自動車需要に備えています。2035年には、新規登録される車両の60%が、電気自動車になると見込んでいます」と語った。

 ボッシュはeモビリティへこれまで50億ユーロにのぼる先行投資行い、2021年だけでも先行投資は7億ユーロに達するという。

 ボッシュは、バッテリー電動パワートレインのみならず燃料電池パワートレインにも投資しており、中国、アメリカ、ヨーロッパのお客さまのプロジェクトに寄与している。ボッシュのテクノロジーを搭載した最初のトラックは、すでに中国の公道を走行している。

 自動車とインターネットとのネットワーク化に関しては「ボッシュは自動車だけではなく、工場や住宅の環境にも精通しています。私たちは他の企業とは違い、異なる領域を相互につなぐことができます。今年の4月から、MBUXボイスアシスタントを装備するメルセデス・ベンツのモデルは、ボッシュのスマートホームアプリのコマンドセンターにもなっています。運転席からボイスコマンドでスマートホームに接続して、照明を消したり、ブラインドを開けたり、暖房を操作することができます」とハルトゥング統括部門長は語った。

中古車Rパーツ

https://ucar.amebaownd.com/ 自動車流通の中核プレーヤーをなす部品、中古車ならびにインターネットビジネス情報を提供

0コメント

  • 1000 / 1000